棗系の種類と名称
   
紹鴎棗
甲の盛り上がりが余りなく 底の部分が平目になっているので畳付けの辺りが太く見える
   
利休棗
甲が少し盛り上がって畳み付けに至るにしたがって絞っている。一般的な棗
   
平棗
 大棗をずっと低くしたもの 種類が多い 身の方が低いので合い口が真ん中か 4:6
           
ぐらいで身の方が浅くなっています。
   
長棗
 小棗を上下に引き延ばした細長い棗 
   
尻張棗(下張棗)
蓋よりも身の畳付に近い方が外に張っているので(裾で広がった形)この名があります。
   
胴張棗
中棗で胴が張った棗です。
   
盛阿弥棗
甲の盛りが余りなく 肩が少し張って見える。
   
鷲棗
 小棗の尻張り形で 鶏の卵の尖っている部分を上にした形を思い描いて下さい。
        
この棗だけが 取り扱う時5本の指で上から鷲掴みにするのでこの名があります。
   
河太郎棗
大棗と中棗の中間 特徴は蓋の表面が平たく凹んでいる これは河童の頭の皿に見立てて
        
この名が付きました。
   
碁筒棗
碁石を入れる容器に似ているので、この名がある
   
丸棗
  毬棗の別名がある まん丸い形
   
宗長棗
元伯宗旦の時代に関宗長という人が作ったもの
      
町棗
  中棗の大きさ これは町中に住んだ無名の塗り師の手によるもの 漆が良くなかったが
        
侘茶人に喜ばれてよく用いられた.


下張棗 材質(梅)高さ6.6p径6.6p胴張棗 材質(梅)高さ6.8p径6.3p丸棗 材質(鉄刀木)高さ6.9p径6.9p河太郎棗 材質(鉄刀木)高さ5.8p径7.2p 下張棗 材質(神代欅)高さ7.2p径6.9p利休大棗 材質(黒柿)高さ8.1p径7.6p利休棗 材質(栃)高さ6.9p径6.9p利休平棗 材質(えんじゅ)高さ5.9p径8.0p 利休棗 材質(棗の木)高さ7.0p径7.1p利休形大棗 材質(棗の木)高さ8.4p径7.5p

(以上が棗系の写真です)




(次に中次系を紹介します)


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